RSS

トレード判断は総合力

チャートに何もインジを入れずにプライスの上下動だけで観察してみると、ローソク足が宇宙空間に浮
いている連鎖物体のようで、まるで変化が感じ取れません。現在位置を指し示すのも不便です。
判断材料は自分で引く水平線と斜め線だけ。これだけでは何とも心もとないですね。
(横軸概念を省いた練行足という日本人が考えた思考方法もあります---まるで寒暖計のようなもの。
これはこれで価値ある思考方法だと認められます。それは置いておいて)
人は、とりとめのない空間を表現するに当たり、座標表示という方法を用いました。
為替取引では横軸と縦軸のチャート、二次元の世界です。
そして進歩の過程でその動向を観察し、再現性を発見していきます。
現在のテクニカル指標は先人たちの積み上げた努力の賜物と言えるでしょう。
これらは一定の固定された座標内での動きを観察することで変化を感じ取れるものであり、描かれた画
用紙倍率を変えてしまうと見え方が変わってしまい、正確に微妙な動きを感じ取ることが出来ません。
頻繁に観察時間足を切り替えたり、軸足となる基準を決めていないなどは、もっての外。
観察するうえで必要なのは軸となる自分の立ち位置。
「一定の固定尺度」を概念として持つことが必要です。
レンジ相場などで観察時間足を小さくすると細部がよく見えて有利なように思えますが、これは逆で大
きな勘違い。そうすることで大事なポイントが却って見づらくなるんです。
例えばダイバージェンスやアルゴサイン、任意ラインの抜け反発加減、大きな流れでの押し目・戻り目
更に言えばタイミングもチャンスとおぼしきポイントが多過ぎて迷いが生じる、など。
ミクロのカオス世界に入り込むことは、自ら視野を狭め大局から遠ざかってしまう羽目に。
デイトレに1分・5分足は不要です。
(短時間のスキャルなら5分足でもいいだろうと考える方もいるでしょうが、スキャルであろうと次な
るシナリオ展開を考えて行うべきであり、大きな流れを無視して逆張りなのか順張りなのかも自覚せず
に目先のタイミングを狙いにいくのはリスクが高いと言えます)
当方のやり方は、基本的に4時間足思考です。これを1時間足に落として観察する。
重視するのは本流の向き、推進と調整の波を常に意識し、一見して識別できるようなチャートを作る。
自分に対する見せ方を考えて下さい。これが出来れば作業の6割は終わったようなものです。
他人の作ったロジックに身を任せるのでなく、有料商材ロジックを信用しない。
いいですか、トレードで成功するためには根性や精神論で立ち向かうのはお門違いで、神頼みが芽生え
た瞬間に負け確定なのをお忘れなく。そんなトレードを誰が救ってくれると?
「FXに才能はいらない」と言われますが、一定の図形識別能力、所謂「図形感覚」が無いよりあったほ
うが上達は早いです。何故なら「リズム--タイミング」の把握は感覚的なものであるから。
多くの後付け評論家やブロガーがFXに関しての情報を発信していますが、内容は実戦的でなく役立つこ
とが少ないのは不幸なことです。
他人の意見を素直に聞き入れられる謙虚さを持ち合わせることも才能の一種とみれば、やはり才能は関
係あると言えます。
大事なのは低レベルの手法ではなく、如何にしたら流れを感じ取る手段を入手できるかです。
上辺手法は要らないし、もっと根源にある大事な思考をゲットして、常勝トレーダーになって下さい。
↓ATRバンド
20191121-1.jpg
4時間BB
20191121-2.jpg
日足BB+MAリボン
20191121-3.jpg

トレード判断は総合力で勝負。

広告2
  〈通算記事番号:1380〉

スポンサーサイト




デイトレードランキング
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す