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インジのリペイント

以前に、或る方にダイバージェンス付きRSIインジの説明をしたことがありました。
その方はこれに大いに共感・理解を示し、早速トレードに取り入れることに。
2~3度試して「これだけでもトレード出来る」と自信を深めたようで、他の指標を度外視して、これオ
ンリーに着目してやったところが、損を抱えてうまくいかなかったとの報告を受けました。
ダイバージェンスが表示されたら鵜呑みにして即トレード開始、また次のダイバー表示でナンピン。
これを何度も繰り返したとのこと。
そして結果的に、「こんなの使えない!(怒)」と言われてしまった--------。
1回のダイバーが大転換を示すには条件があります。
日足以上の時間軸での確認ならそれなりに信頼に足るかもしれませんが、1時間足以下の短期時間軸のも
のの効果は限定的だと知るべきでした。
(表示されたものは決して間違いではなく、計算上その時は確かに逆行現象が起きていたはずです)
1時間足程度のものでは4~5回連続しての表示もザラで、トレンドの強い流れにおいては部分的逆行現
象を数回繰り返した後で大転換が来るものです。この方のように短期足に表示されたダイバーを信じて
ナンピンを繰り返せば踏まれて焼き殺されます。
ダイバージェンスは条件のひとつではあっても、これだけで即決判断するのは非常に危険なのです。
これに限らず全てのインジに言えることは、「インジは人間に感じ取れない微細な動きをデータとして
正確に情報提供してくれている、これは間違いではない」ということ。
その局面においては正しい情報だったということは認めなければいけません。
インジに命令されて動くのは、まだ未熟であることの証しです。
インジに使われるのでなく、使い倒してこその裁量では。
インジを表示しようとしまいと、現実に現象が起きていたのは紛れもない事実です。今まで事もなくや
り過ごして見えなかったものが、インジのせいで可視化され、それを強く意識し過ぎるとこうなる。
全否定してしまえば何も生まれない。
過大に評価し信頼を寄せて裏切られるとその反動でより大きな嫌悪感が生まれる。
人間社会によくあること。
人間という感情で動く動物はこれだから困る」、インジさんが呟いています。
事態は時間経過と共に刻々と変化していきます。
提示してくれる真理の一面を受け、どのように対処するか。
受け止めるこちら側の能力の問題。
情報を受け止める側の賢い判断が待たれるわけです。
私は、過去にも色々なインジを紹介していますが、100%鵜呑みにしてはいません。
必ず疑ってかかるクセがあります。
一部の情報が全てを左右する訳でもないので、条件のひとつとして正しい情報の内容を受け止め、総合
的判断に努めればいい。その時点においての情報の一つとして尊重し、否定しない。
リペイントされたら「状況が変わった」と考える。
(頻繁に激しくリペイントするものは論外で、使用に値しません)
ダイバージェンス君の名誉のために言います。
彼は有益なツールです。使い方を誤れば役立たずですが。
バカとハサミは使いようです。
(バカがキレルと恐ろしいという意味ではありません---ハイ!)

単一ロジックでチャートが読み解けるほど、FXは単純ではありません。
「誰でもカンタンに」とか「楽して儲かる」とかの嘘の煽り文句は聞き飽きていると思います。
テクニカル分析とは何か。クロスチェックとは何か。
複合条件の重なりを見るなら、その条件とは何か。
知らなければやりようがないし、学ばなければ理解は出来ません。

テクニカル分析に当たり注意すべきこと。
1)ファンダメンタル情報は加味しない。
 全てを織り込んでチャートは動きます。要人発言やらヘッドラインニュースを考え過ぎるのは良くあ
 りません。値動きには全ての情報が含まれているのです。チャートが一定のカタチを形成したり、或
 るレベルを越えてきたら判断すればいいだけ。
2)経験則や値頃感といった一切の感情は排除する。
 過去にこうなった」とかこうなるように思えるなどの憶測、希望的観測は内なる願望の表れで
 す。感情に囚われているうちは機械的な判断が出来ません。
3)過去から学ぶのは「再現性」だけです。

レッスン生募集6
 〈通算記事番号:1468〉

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