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比較するなら基軸を明確にする

こんにちは。
前の記事で「比較による誤認」について書きましたが、理解出来たでしょうか。

「比較する」という行為の意味を分かっていない方、あなたです。
当ロジックに沿っても勝てないというあなた。
普通の理解力を有する方ならば、とっくの昔に結果を出しているはずなのでこれ以上言うことはありませんが、そうでない方のために書きますのでよ~く読んで下さい。

ひ‐かく【比較】
くらべること。ひかく。
① くらべること。二つあるいは三つ以上のものをくらべあわせて,そこに認められる異同について考えること。 「両国の経済力を-する」

Aさんは身長180cmで体重60kg、Bさんは身長160cmで体重80kgだったとします。
AさんとBさんの身長差と体重差はどのくらいか?
Aさんから見てBさんはどう見えるか?
Bさんから見てAさんはどう見えるか?
このような質問があったとします。
あなたならどう答えるでしょうか。
小学生以下のレベルかもしれません。

余りにカンタン、でも馬鹿にしないでください。
チャートを比較観察して答えを導き出すことが出来ない方は、このレベルの答えを出せないと同じです。
身長差を聞かれているのに体重差を答えたり、客観的になるあまりに主体を取り違えたり、「比較する」という行為が理解できていないとこうなります。
チャートでの比較は、縦軸と横軸で行います。

単純な当ロジックをアタマで理解出来たと思っても、実行出来ないのは何故だろうか?
考えたことありますか?
ひねくれようと思ってひねくれる人はいないのですが、素直でないと正しい答えが言えない。
では、どこに問題があるのか。
世には一目均衡やハーモニック、ペンタゴン、移動平均、その他多種様々な考え方がありますが、中でも普遍なのはライントレードだと確信しています。これは初心者が理解しやすい思考でもあり、精度を上げるにはプラスアルファが必要になります。
「比較」ということを分かっていないと、どんな手法を用いても勝てませんよ。
以前の記事で、「小学生でも出来るレベルなのに」と書いたらへそを曲げた方がいました。

比較行為をするとき、大事なのは自分の立ち位置を鮮明にすることです。
Gさんは私より学歴が低いのにカネ持ちだ。など他人を評するときは自然に自分との比較をしている。
比較は基準になるものと対象にするものがあって初めて成り立ちます。
無責任な評論家やコメンテーターなら曖昧でいいでしょうが、命の次に大切な資金をリスクに晒すトレーダーは客観的なモノ言いでは勝てません。
観察するうえで大事なのは、自分なりの基準点を持つこと。
1時間を見たときは1時間が基準で、15分を見たときは15分が基準。これでは異同は発見出来ないのです。
定規を当てて長さを測るとき、センチメートル尺とインチ尺を、ヤードやフィートを混同しては正確な答えが出せないのと同じです。
基準点を統一する、これは基本中の基本です。

話をチャートに戻します。
各時間足をバラバラに見て、分かった気分になる。これが最もいただけない。
1時間足で観察していたと思ったら急に5分や15分足に切り替えてしまい、また1時間足にする。
これではどれを見ていいのか分からなくなるのは当たり前です。
切り替えても構わないが、基準足チャートとの比較としてなすべきです。
比較する主体があっての異同の発見。
比較する場合、ベースとする基軸となる時間足を決めておかないと、主体がコロコロ変わりカオス同然となるでしょう。
曖昧に比較観察することで、自分をより混乱状態に陥らせるわけ。
全て自身が行っている行為です。
上記のAさんから見た身長差とBさんから見た身長差では答えの数値は同じでも表現の仕方が異なります。
自分はどちらの視点から観察したのか、立ち位置次第で言い方が変わる。
これを充分理解すれば、「比較による誤認」を防ぐことが出来て、混乱しません。
同じように説明しても、受け取り方次第で、出来る人と出来ない人に分かれるのは、受け手側の問題です。
どの足を見ても時系列の動きを追って体系的な展開を把握出来るようにならないと、次のシナリオは描けない。
同時に動く1時間足と15分足のアクションが結びつかない状態では、理解出来たとはいえないのです。

焦りのあまり時間足を次々と変化させ、色んな時間軸足のMAを見過ぎ、挙句の果ては1時間と15分のスパイダーのラインが上下に分かれると、マチマチでこんなの使えないと文句を言う。そして全て結果論だと切り捨てる。
観察主体(基軸とする足)を変えてしまい、自分の内面に一定の定規を持たないとこうなるようです。
重ねて言います!、
比較する行為の意味を理解できていないと、こんな誤りを犯すことになる。

焦りや苛立ちの発露発散として、人は些細な動きを見て自身を安心させようとする行動をとる。
いわゆる無意識のうちに1分や5分チャートを見始める。
これはミスを誘発するだけで、百害あって一利なし。
メンタルの問題を含んでいる。

私は、デイトレなら1時間足を基軸にするよう説明してきたはずです。
1時間足での目線固定あってこその5分1分足。

ここ数日きれいに動いていたAUDJPYを例に説明しようと思います。
10/8は当日始値の下で動き、55MAを下回って転換を思わせる展開でした。
しかしその後元に戻り、55MAを上に、更に高値切下げライン(25MA同値)=A地点で蹴落とされることなく上抜けて行きました。
この下降トレンドが継続するならA地点で下に行かなければなりませんが、10/8の23時過ぎに向かったのは上。
A地点までは目線は下ですが、ライン上抜けを以って目線を上に変更することに。
スパイダーの観点から言うと、
A地点を戻り高値とするなら、Bが下を向き更にCが底に張り付いていないといけない訳で。
Bで下を向かないままCが上昇してきたら、下落はないと判断するのが妥当です。
これを基準にします。
20151011-1.jpg

このポイントを15分で詳しく観察すると、
1)15分25MAにサポを受けて上昇継続。
2)15分55MAを上抜けて1時間25で抵抗に合いながらも上昇、上抜けると同時にトレンドラインと1時間25を上抜け。
この時点で目線を上に変更できないといけません。
20151011-2.jpg
15分のスパイダーではチャンスらしいポイントが多数見え過ぎて、本当の箇所がボケてしまう。
(チャンス箇所を見過ごしてからの再チャレンジなら15分でもいい。)

【結論】
自分の立ち位置、どれを基準にして比較するのかを明確にしないと比較自体が成り立たないし、曖昧になる。
その結果、判断を難しくしてしまう。


自分のやってることに気付き改めないと前進出来ません。
要するに、1時間なら1時間、15分なら15分と自分の軸足を決めて、それとその他を比較しないと判断出来ないということ。
クドクドと長くなりました。もう説明しませんよ。当たり前のことを当たり前に理解して欲しいのです。


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